音信不通の同級生からの【結婚式の招待状】に困惑。欠席連絡 → 同級生から『ブチ切れLINE』が！

音信不通の同級生

ある日突然、大学の同級生A子から結婚式の招待状が届きました。A子とは卒業したっきりで、10年近く音信不通。彼女が今どんな生活をしているのかもサッパリ分かりません。

恥ずかしながら、私は低所得で毎日カツカツの生活を送っていました。それに疎遠だったA子の結婚式に出席する理由が見つからなかったので、意を決して欠席することに。

そこで「当日はどうしても外せない仕事がある」と嘘の理由を書き返信したのです。嘘をつくことに罪悪感はありましたが、当時はこうするしか思いつきませんでした。

断るなんて最低

その数日後、A子から長文のLINEが届きました。彼女からLINEが来るのは、大学生の時にみんなで連絡先を交換した時以来です。そして、その内容が衝撃的でした。

「仕事と私の結婚式どっちが大事なの！？」

「結婚式の誘いを断るなんて、身内のみんなが驚いている」

「人として最低だわ」

私を罵る言葉で埋め尽くされた文面に、ただただ怖くなりました。しまいには「なんとか仕事の日をずらしてもらえないか？」と頼んできたのです。もちろんすぐに断りの連絡をいれました。

すると「もういい！ あんたとは絶交よ！」とブチ切れしたA子。絶交も何も、あなたとはずっと関わってきませんでしたが……ね。

招待してきた理由

後日私が同級生たちにこの件を話すと、みんな「私にも招待状が届いた！」と声をそろえて言いました。彼女と親交があった数人を除いて、ほとんどの人が欠席するとのこと。

さらにA子が知っているはずもなかった私の住所は、周囲に聞き漁っていたことが判明しました。

どうしてA子がそこまで同級生たちを結婚式に呼びたかったのか……。聞いた話によると新郎側の友人が多かったため、招待客の数に差が出るのが嫌だったようです。要するに見栄のための人数合わせに同級生を利用したかったのでしょう。

一般的には、招待状を送る前に結婚式に来てくれるかどうか確認しますよね。招待された結婚式には行くのが原則かと思いますが、最終的に決定権を持つのは自分自身です。きちんとした理由がある上で「この結婚式に出席したくない」と思ったら、無理に行く必要はないでしょう。

【体験者：30代・女性会社員、回答時期：2024年9月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター：花澤ひかる
主婦ライター。ママ友たちからの悩みを聞くうちに、この声を世に届けたいと、ブログなどで活動を開始し、現在はltnライターに転身。主婦目線を大事に、ママ世代へのフィールドワークと取材を行い、そのリアルな思いをコラムにすることをライフワークにする。