これは筆者の友人が、【いつも親切なママ友の“裏の顔”を知ってしまった】時の話です。あるママ友が「差し入れ」として配っていた手作りお菓子。そのお菓子には大きな秘密があって……!?
画像: いつも美味しい【手作りお菓子】を差し入れてくれるボス的存在のママ友。しかしそのお菓子、実は!?

「お菓子作りが得意なの」と、いつも他の保護者にお菓子を配るママ友

私は小学生の息子を持つ主婦です。息子は地域の少年サッカーチームに所属しており、送迎や試合の応援に行くうちに、私も自然と保護者の方々と仲良くなっていました。

その中でも、いつもたくさんのママたちに囲まれていたのが、ボスママ的存在のAさん。Aさんはお菓子作りが得意ということで、よく手作りのクッキーやマフィンなどを保護者に配っていました。

そのお菓子がまた美味しくて、さらにAさんの人気を高めていました。しかしそのお菓子には、とんでもない秘密があったのです。

ある日、同じサッカーチームの保護者数人とカフェでお茶をしていた時のことです。その日は気候がよく、私たちは歩道沿いのテラス席で、たわいもないおしゃべりを楽しんでいました。

その時、メンバーの一人が「あれ、Aさんじゃない?」と指を刺した先を見ると、確かにAさんの姿が。

その横には、同じサッカーチームの保護者であるBさんがいました。Bさんはおとなしい性格で、あまり他の保護者と交流しない人でした。

「どうしてAさんとBさんが一緒にいるのかしら?」とコソコソ話していると、私たちに気づかないまま、2人が衝撃的な会話を始めたのです。

おとなしい保護者に、高圧的に命令するママ友を目撃

Aさんは普段とは別人のような高圧的な態度で、Bさんに「この前のクッキー、ちょっと焦げてるやつあったから、気をつけて作ってよ。そうだ、今週の土曜日にはシフォンケーキを作ってきて!」と言いました。

Bさんが震える声で「金曜日の夜に用事があるので、無理です。来週なら作る時間あると思います……」と答えると、Aさんは鬼の形相に。

そして「はぁ? 今週土曜日のサッカー練習の時に配りたいから、それじゃ遅いのよ! 土曜日の早朝に作ればいいでしょ!」と強い口調で命令したのです。泣きそうになりながら「はい」と答えるBさん。

そこでAさんは、カフェのテラス席から一部始終を呆然と見ていた私たちに気づいたのです。

「い、今の話聞いてたの?」と焦るAさんを横目に、私はBさんに近寄り、「どういうことか聞いてもいいですか?」と話しかけました。

Bさんは泣きながら、SNSで手作りお菓子をアップしていたらAさんにアカウントが見つかってしまい、自分が作ったことにしてサッカーチームの皆に配るお菓子を用意するように言われたことや、Aさんが怖くて、言われるがまま材料費のみ受け取ってお菓子を作り続けていたことを白状しました。

要するに、Aさんは自分が皆の中心で居続けるためのツールとして、Bさんに作らせたお菓子を自分が作ったことにして、配っていたのです。

さらに最悪なことに、AさんはBさんに「言う通りにしないとあんたの息子を仲間はずれにする」などと脅すこともあったそうです。

Aさんの本性は瞬く間にチームの保護者たちに広まり、結果的にAさん親子はサッカーチームを辞めてしまいました。

親の都合で辞めることになったAさんの息子が気の毒でしたが、その後、他のサッカー教室に入り直して頑張っていると風の噂で聞いてホッとしました。

新しいところで、Aさんが同じようなトラブルを起こしていないことを願うばかりです。

【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2024年9月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Hinano.N
不動産・金融関係のキャリアから、同ジャンルにまつわるエピソードを取材し、執筆するコラムニストに転身。特に様々な背景を持ち、金融投資をする女性の取材を得意としており、またその分野の女性の美容意識にも関心を持ち、日々インタビューを重ね、記事を執筆中。


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