結婚を機に「どっちの苗字にする?」と話すカップルも多いのではないでしょうか?
昨今【夫婦別姓】も話題になっている一方で、昔ながらの頑固な考えを持つ人も……。
今回は筆者の友人から聞いた、男尊女卑思考の強い義父エピソードをご紹介します。

義父

義両親と話していくうちに、義父がかなりの『男尊女卑思考』の持ち主だと発覚したのです。

「女は男を立てるようにね」
「仕事しててもいいけど、家事はA子さんが全部完璧にやってね」

『とにかく男性が偉い』という義父の思考は、正直納得できるものではありませんでした。

夫は私の仕事への向き合い方を応援してくれていて『2人で協力して家事もがんばろう』と話していたのです。

「男も女も関係ないわよ~」
「2人で支え合っていければいいのよ」
と義母も男女平等という考え方。

そのため、義父が男尊女卑的な発言をするたびに夫や義母が軽く注意してくれてはいたものの、その後の夫の発言でトラブルが!

苗字

「俺はA子の苗字に変えるつもりだから」
「A子の苗字かっこいいんだよ」

すると、義父はそれまで浮かべていた笑顔を消して怒り始めたのです!

「女が男の苗字になるのが当然だ」
「そんなの男として情けない!」

どうしたものかと冷や冷やしていると、彼が毅然とした態度で反論。

「自分の苗字そこまで好きじゃない」
「名前とあわせて馬鹿にされることもあった」
「父さんの考えはもう古いよ」

そこに義母も『もう私たちのときとは時代が違うのよ』『息子たちのことを尊重するべきだわ』と応戦。

1対3の構図になり、不利だと思ったのか義父は渋々ながらも、夫が私の姓に変えることを了承してくれました。

その後

結婚後も、義父は将来の話や子どもなど、何かにつけて性別の話をしてきてはいます。

でも、夫や義母が私を守り義父を注意してくれるので、とても助かっています。

義父は心配して言ってくれているのかもしれませんが、私も義父がいつか男女平等の考えを持てるよう、性別に囚われずに自分らしさを大事にしていくつもりです。

【体験者:20代・女性会社員、回答時期:2024年9月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:一瀬あい
元作家志望の専業ライター。小説を志した際に行った女性への取材と執筆活動に魅せられ、現在は女性の人生訓に繋がる記事執筆を専門にする。特に女同士の友情やトラブル、嫁姑問題に関心があり、そのジャンルを中心にltnでヒアリングと執筆を行う。

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