人の心の隙間にスッと入り込もうとする”したたかな女”。そんな人物に目を付けられては非常に厄介です。今回は筆者の知人から聞いた「夫を狙う同僚」のエピソードをご紹介します。
画像: <横取り女>裏で私の夫に悪口を吹き込み「どうしてアタシじゃダメなの?」→ 夫がナイス対応で撃退!

結婚に否定的だった同僚

私が結婚したばかりの頃のことです。夫と二人で住み始めた新居のアパートに、同僚で友人のA子が「遊びに行きたい」と言うので、来てもらうことにしました。

私と夫は同じ会社勤めで、先輩後輩の間柄。もちろん同僚のA子も夫とは面識があります。

私が夫と交際をしていた頃から、よく相談に乗ってくれたA子。ただ「結婚はまだ早いんじゃない? 旦那さんが同じ職場だと仕事しづらくなるよ」と夫との結婚に否定的でした。

そんなA子が自ら家に遊びに行きたいと言ってくれたことで、なんだか結婚を認めてもらったような気がしたのです。

なんでそんなこと言うの?

A子が家にやってくると、「わぁーオシャレだね」とインテリアを褒めてくれました。それに気を良くした夫が「ありがとう」とA子にほほ笑むと、A子は照れくさそうな仕草を見せたのです。

「あれ? もしかして……」

私はこのとき嫌な予感がしました。でも、私が夫と結婚したわけだし、あまり気にしないでおこうと思ったのですが……。

「先輩、知っていますか? この子ってすごくモテモテだったんですよ。百戦錬磨の女って言われていて、男もとっかえひっかえだったよね!」

夫に言わないでもらいたいことを、勝手に脚色しながらペラペラと話しはじめたA子。変な汗が出てきた私はその場に居づらくなったので、「ちょっとトイレ」と席を外したのです。

同僚の信じられない言動

私が部屋のドアを閉めた瞬間、A子は声色を変えて夫にこう語りかけました。

「どうして私じゃ駄目だったんですか? あの子結構ワガママなんで苦労しますよ」

おいおい! 嫁がすぐ近くにいるのに正気か!? 動揺しまくりの私でしたが、中に入るのが怖くて部屋に戻れませんでした。

しかし、私より一回りほど年上の夫はさすがに大人でした。

「嫁は君みたいに人の悪口を言ったりするような子じゃない。もう付きまとわないでくれるかな」

こうA子にピシャリ。この発言でプライドをズタズタにされたA子は「先輩の分からずや!」と泣き叫びながら外に飛び出していきました。

その後、間もなくA子は会社を辞めました。正直ホッとしましたね。その後、彼女がどこに行ったのかは不明ですが、あんな腹黒女とはもう絶対に関わりたくありません。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2024年9月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:花澤ひかる
主婦ライター。ママ友たちからの悩みを聞くうちに、この声を世に届けたいと、ブログなどで活動を開始し、現在はltnライターに転身。主婦目線を大事に、ママ世代へのフィールドワークと取材を行い、そのリアルな思いをコラムにすることをライフワークにする。


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