何でもかんでも欲しがる人は至る所に存在しますが、いざ自分の身近に存在すると想像を絶するストレスになりかねないようです。今回は、筆者の知人Fさんが経験した身の毛もよだつ欲しがりさんエピソードをご紹介します。

お気に入りも奪っていった……

ある日、幼稚園のお迎え後に公園で遊んでいると、ベンチに置いておいた私のカバンを見てZさんが「これめっちゃ可愛い〜!」と言いました。それは、旅行の度に集めていたご当地キャラクターのキーホルダーで、お気に入りの2個をつけていたものでした。「2個も持ってるの!? もしかして、私の分? わーい!」と言いながら、すでに手に取っていたのです。ここまでくるとFさんは恐怖すら覚えるようになっていました。

そして、(この人だけは、家の中に招き入れてはいけない)と決意したFさんでしたが、あろうことか嫌な偶然が起きてしまったのです。

なんとFさんの夫とZさんのご主人が偶然ゴルフコースでバッタリ会って仲良くなってしまい、ゴルフの帰りにFさんの家で家飲みをする約束をしてきてしまったのです。その時、Fさんは子供たちを連れて買い物に行っている最中で、夫たちの方が先に家に着きそうだという話でした。「それは困る!」とダッシュで帰宅したFさんでしたが、時すでに遅し、夫とZさんのご主人はもちろんのこと、Zさんも家の中に上がり込んでいて、Fさんが予想した通りにリビングやキッチンで物色しまくっていました。

流石のZさんもその場では「これ可愛い〜!」「こんなのが自宅にあったら最高〜!」と言って手に取ることはあっても、ご主人の手前だったからか、「これもらってもいい?」発言はこの日はありませんでした。

しかし、翌日から幼稚園の送り迎えでの「Fさんのおうちに遊びに行きたいな〜! 欲しいものがいっぱいなんだも〜ん♪」と背筋が凍るような発言をしてきたのです。
Fさんは今、引越しを検討しているそうです。

【体験者:20代・女性主婦、回答時期:2024年8月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:南さおり
読者モデルを経て、ライターに転身。仕事柄、美容や装いにこだわる女性たちの心理やリアルに興味を持ち、取材。結婚・出産を機に現在は、育児をしながら、女性としての美や健康も両立する女性を主な取材対象に、いつまでもきれいで美しい人生を送るための秘訣をリサーチし発信する女性向けコラムニスト。女性の人間関係に注目した記事も人気。

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