今や中学生のほとんどが持っているスマホ。スマホとどう付き合っていくかは現代を生きる私たちの課題です。筆者の知人Aさんの息子は中学生になるとスマホを所持。そこからスマホに夢中になった息子とAさんとのスマホ制限を巡る仁義なき戦いが始まりました。この戦いに勝利するのは一体どちらなのでしょうか。
画像: スマホの制限は突破可能!?【反抗期の息子 vs 母】スマホ使用を巡る攻防戦に、母「ウソでしょ」

中学生のスマホには制限必須

Aさんは息子が中学生になると同時にスマホを持たせました。Aさんが一番心配していたのは、息子がスマホに夢中になり使いすぎてしまわないかということ。そこで制限時間がコントロールできる子ども向けのスマホを選んで持たせました。

案の定、息子はスマホに夢中になり、友人との連絡用というよりも動画を見たりゲームをしたりするツールとして使用しています。

そんな使い方をしていると1時間と設定した使用時間はあっという間に過ぎてしまい、息子は制限時間があることに不満を持つようになりました。

制限解除してほしい息子VSしたくない母

自由に使える友人が多い中、自分だけ1時間という短い制限時間があることに不満を覚えた息子。Aさんに対し制限を解除してほしいと訴えてきます。

しかし、スマホへの依存が気になるAさんは制限を解除しようとは思えません。はっきりとNOを伝えると、息子は不服そうです。

しばらくすると息子がスマホの制限に対する愚痴を言わなくなったので、Aさんはようやく諦めてくれたのだと思っていました。

スマホの制限を巡るバトル

ある日、Aさんは夜遅くに息子がスマホを使っているのを発見。「夕方に使い切っていたからもう使えないはずなのに……」と思って息子を問いただすと、制限を突破していたことが発覚しました。

あるアプリを入れると制限がかからないバグがあるらしく、それをネットで検索して実行していたとのことでした。息子は動画視聴に夢中になり、制限を突破してまで見たいものがあったため、夜更かしして隠れて見ていたのです。

息子をこのまま放置してしまえばますますスマホにのめり込むと感じたAさんは、スマホにデフォルトで入っていた制限アプリではなく、別の制限アプリをインストールし使い始めました。細かくアプリごとの制限時間も決められるので、息子が夢中になっている動画視聴について制限したのです。

どうして制限するのか理解してもらおう

しかし、しばらくするとその制限も突破されてしまいました。確かに新たにかけた制限によってアプリは使えなくなるのですが、直接URLを入力してブラウザから見れば見れてしまうのです。

どんな制限に関しても検索すれば突破する方法が出てきてしまう現状を見て、これ以上制限をかけても意味がないと感じたAさん。改めて息子と話し合うことにしました。

スマホ依存がもたらす結果や成績にも影響を与えることなどについて、しっかりと話し合ったAさん親子。息子も意地悪で制限されていたわけではないとわかったことで、少し落ち着いてスマホと向き合えるようになりました。

子どもの情報収集力には驚かされてしまいますが、上手にスマホと付き合っていける道を見つけたいものです。

【体験者:40代・女性主婦、回答時期:2024年9月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:安藤こげ茶
自身も離婚を経験しており、夫婦トラブルなどのネタは豊富。3児のママとして、子育てに奮闘しながらもネタ探しのためにインタビューをする日々。元銀行員の経験を活かして、金融記事を執筆することも。


コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.