迷惑客によるお店でのトラブル。手助けしたいと思っても、客が声をあげるのはなかなか難しいことですよね。今回は筆者が実際に目撃したコンビニでの出来事です。高齢の男性客から無理なお願いをされ、困り果てた店員。そんな時、一人の男性が現れて……?

「おい、まだかよ? こっちは急いでるんだよ。金がないなら買えない。それだけだろ、じーさん?」

男性客の後ろに並んだ大柄の男性が、痺れを切らして迷惑客にこう言いました。

「な、なんなんだ。お前は! 若者のくせに偉そうな口を叩くな!」

「人生経験豊富なら分かるよね? 店も商売なんですよ。じーさんだけに特別扱いはできねーの」

彼のぶっきらぼうなもの言いに怖気づいたのか、迷惑客の肩はブルっと震えあがりました。そして「もうこんな店、来てやらんからな!」と走って店から逃亡したのです。

「いつまでたってもああいう奴はいなくならないんだよな。店員さんいつもお疲れ様です」

彼は店員さんにこう言うと、ニコッと笑いかけました。店員もホッとした様子で「助かりました。本当にありがとうございました」とお礼を言います。

そのやり取りを見ていた私は、「この人はまるでヒーローだな」と心から感動したのでした。

【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2024年9月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:花澤ひかる
主婦ライター。ママ友たちからの悩みを聞くうちに、この声を世に届けたいと、ブログなどで活動を開始し、現在はltnライターに転身。主婦目線を大事に、ママ世代へのフィールドワークと取材を行い、そのリアルな思いをコラムにすることをライフワークにする。


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