育児をしていると、自分の育児が正解か不正解か、分からなくなってしまうこともあるでしょう。
それでもやはり、子どもはしっかり親の背中を見て育つようです。
今回は筆者の知人A子さんが体験したお話をご紹介します。

「怪我をした母の手伝いで、料理の楽しさを知った」という文章から始まり、息子らしい文章にクスリと笑ってしまうところもありましたが、
「母の助けになれてよかった。でも怪我をして本当に可哀想だし悲しい」という内容だったのです。さらに、

「こんな大変な事を毎日してくれている母に、心からありがとうを伝えたい」

息子は、そんな素敵な文章で作文を締めくくりました。

内容の素晴らしさに、A子さんは思わず大号泣。
周りも大拍手で涙ぐんでいる保護者もいたほど、本当に素晴らしい作文でした。
夫は自分が原因でA子さんが怪我をしていたので、かなり居心地が悪そうでしたが……。

全ては息子のおかげ。本当にありがとう

帰り道に黙り込む夫に不安を感じましたが、息子が帰宅後、驚くことが起きました。
なんと、夫がA子さんと息子に今までの行いを謝ってくれたのです。
息子の気持ちを知ったことで、夫も自分の事を省みる機会になったようでした。

夫の背中を見て育つのではと不安になる事もありましたが、息子が至極真っ当に育ってくれていると感じて嬉しかった出来事でした。

まとめ

良いことも悪いことも、思っている以上に子どもは親の事をしっかり見ていますよね。
そして、子は鎹。紆余曲折しながらも、子育てで親も一緒に成長していく事が、幸せへの一歩なのかもしれません。

【体験者:40代・主婦、回答時期:2024年8月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Yuki.K
飲み歩きが趣味の元キャバ嬢。そのキャリアで培った人間観察力でコラムを執筆中。すっと人の懐に入ることができる天然人たらしが武器。そのせいか、人から重い話を打ち明けられやすい。キャバクラ勤務後は、医療従事者として活躍していたが出産を機に退職。現在はこれまでの経験で得た人間関係を取材に生かし、主に女性の人生の機微を記事にするママライター。

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