慌ただしい日々の中では、「大切な人を大切にする」ことは簡単そうでいて、ついつい後回しにしてしまいがち。実際に、知人のA子もその大切さに気づいたとき、「もう少し早く気付けていたら」と後悔しました。
今回は、A子から病気の母親との間で後悔した話を聞かせてもらいました。
画像: 「ちゃんと聞いてあげればよかった」母の体調に気づけず後悔。【膀胱がん】が奪った母との最後の時間

忙しさに追われていた当時

A子は転職を機に一人暮らしを始め、毎日バタバタと忙しく過ごしてきました。

新しい仕事や生活に慣れるのに必死で、実家に帰る機会もどんどん減り、両親と話す時間も少なくなっていました。

そんなある日、久しぶりに母親に電話をかけると、「膀胱炎がひどくてつらいのよ」と言われました。

A子は母親が以前も膀胱炎で通院歴があることから、「ちゃんとトイレに行ってよ」と軽く流してしまいました。

「なんか気になる、、、親の体調」

それから半年ほどが過ぎ、再び母親に電話をすると、また同じように「膀胱炎が治らなくて、頻尿で困ってるの」と言われました。

A子はそのときも「大変だね」と言うだけで、特に深く考えることもなく電話を切ってしまいました。

しかし、その日の夜、何となく胸に引っかかるものがありました。母親の声が少し疲れているように感じたのです。

これまで元気だと思っていた母のことが急に気になり始め、A子は「ちゃんと話を聞いてあげればよかった」と反省しました。

そして、翌週、急遽実家に帰ることを決めました。

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