「子どもは社会の宝」という言葉もあり、社会で大事に育てるのが理想ですが、限度がありますよね。知人は、子どもを理由に行き過ぎた要求をしたママ友の話を聞いてドン引きしてしまいました。ママ友が求めた非常識なこととは──?
画像: <非常識ママ>ご近所さんに「畑貸して」「ちょっとくらい良いじゃない!」行き過ぎた要求にあ然

教育熱心なママ友

A子はある日、ママ友のB美から子どもの教育に関することで愚痴を聞かされました。
B美には小学生の息子がいて、教育熱心なママ。
しかし、B美は過保護なところがあり、ときどき突拍子もないことをしでかしていました。

B美は「近所の男性から、ひどい振る舞いをされた」と怒っているのです。
『植物を育てるのは情操教育に良い』と聞いたB美は、息子のために近所の畑の持ち主の年配男性に畑の一画を使わせてほしいとお願いしたけれど、その男性からすげなく断られたのだとか。
彼女は「信じられないでしょ!? 子どものためなのに!」と憤慨しているのです。

ママ友「子は社会の宝って言うでしょ!」

B美は年配男性に「子は社会の宝って言うでしょ! 少しくらい協力してくれてもいいじゃないですか!」と粘ったそうですが、それでも駄目。
全く相手にしてくれず、断られてしまったそうです。

A子は『そりゃ、だめだろうな』と思いましたが、B美は諦めずにしつこくねだったのだとか。
「子どもの教育のために~」
「迷惑はかけないので~」
と、つきまとって諦めなかったB美。
そんなB美に困ったのか、畑の持ち主の男性は「これを使って家で栽培しなさい」と、畑の土を渡してくれたそうです。

持ち帰った土で栽培すると?

B美は「畑で土を触りながら育てないと意味がないのに!」と文句を言いながらも、しぶしぶその土を持ち帰ってベランダで栽培をスタートしたのだとか。
ところが、栽培に慣れていなかったため、うまく育たなかったのです。

「ひどいと思わない?! あの土が悪いのよ! 畑を素直に使わせてくれたらよかったのに!」とブツブツ文句を言うB美に、A子はドン引き。
彼女の自分勝手さに、あ然としてしまいました。

A子は「畑の土もタダじゃないんだよ」と、畑の持ち主の好意に感謝するようにB美に伝えました。ところがB美は、「あれだけたくさん畑にあるのに?」と、理解していない様子。
そんなB美を見て、A子は『子どもが大切なのはわかるけど、子どもの情操教育の前に、親が常識を養うべきなのでは……?』と思ったそうです。

【体験者:30代女性・会社員、回答時期:2024年8月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:江田愉子
団体職員を経て、ライターに転身。男性が管理職、女性多数が一般職の職場にて、女性と仕事、男女平等参画に関する様々な理想と現実に直面し、それを記事にすることを志す。以来、組織に所属する女性を中心にヒアリングを重ね、女性が生きやすい社会生活に関するコラムを執筆中。


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