いかなる時もお互いを思いやり、リスペクトする気持ちを持たないと、夫婦関係を長く続けることは難しいでしょう。今回は、筆者の友人が産休中に体験した夫婦の危機についてお話しします。

産休をとってから、旦那の態度が急変した理由は?

「いつものように強い口調で言い返される」と覚悟した私でしたが、「離婚届」という言葉に驚いたのか、意外にも動揺する旦那。

「子供も生まれるのに、離婚なんてできるわけないだろう」とオロオロしながら言い返してきましたが、私が「できますよ。仕事に復帰すれば収入もあるし、ひとり親のための制度もたくさんありますからね」と即答すると、黙ってしまいました。

長い沈黙の後、旦那は「こっちは会社でストレス抱えながら仕事してるのに、妻は産休とってずっと家でのんびりできるなんてずるいって、羨ましかったんだ。ごめん」と謝ってきました。

それを聞いて、泣きながら訴える私。

「そもそもその認識が間違ってるから。私は家にいてもずっと体調悪い上に家事をしろって怒られて、毎日本当に辛い。逆に、身軽で好きなだけ仕事をしていられるあなたの方がずっと羨ましいよ!」

それを聞いて、旦那はもう一度「ごめん」と謝ってきました。その日はそれ以上話しませんでしたが、次の日から旦那が私に文句を言うことはなくなりました。

夫の仕事が忙しいのはわかりますが、ストレスのはけ口を妻に向けるのは間違ってますよね。それからは産休に入る前のように家事もやってくれるようになり、精神的にも体力的にも、良い状態で出産を迎えることができて、本当によかったです。

夫婦といえども他人なので、自分の頭の中だけでは理解できないこともあると思います。話し合いや喧嘩も、時には必要だと実感しました。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2024年8月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Hinano.N
不動産・金融関係のキャリアから、同ジャンルにまつわるエピソードを取材し、執筆するコラムニストに転身。特に様々な背景を持ち、金融投資をする女性の取材を得意としており、またその分野の女性の美容意識にも関心を持ち、日々インタビューを重ね、記事を執筆中。

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