「好きこそものの上手なれ」と言いますが、ズルイ手段を使うのはルール違反でしょう。
しかし筆者の親戚女性Mは、ライターを志すにあたり、とんでもない要求を行ってきました。
その驚くべき内容とは……? 今回は筆者の体験談を紹介しますね!
画像: 「プロならできるでしょ!?」金目当てで利用しようとしてくる【ウザ親戚】にタジタジになった件

夢はライター

私の親戚女性Mは、私より2つ年上の32歳です。
彼女は昔から文章を書くことが好きで、常々「私もあなたみたいにライター業でお金を稼ぎたい」と言っていました。

そんなある日、ライターとしてプロデビュー出来るコンテストを見つけたMが、私にこのような提案を行ってきます。
「私、どうしてもこのコンテストでプロデビューしたいの! だからお願い! 文章の添削とアドバイスを行って頂戴!」

率直な感想をオブラートに包んで

Mに頼み込まれた私は、実際に彼女の作品を読ませて貰いました。
ですが私の率直な感想としては、正直とても読める代物ではありません。
でも、それを直接伝えて、Mのことを傷付けるのも嫌だったので、私はこう述べました。

「コンテストって、何が正解とかよく分からないよね。私もコンテストに出しまくっていた時は、落選続きだったし。正直、私は人の作品を審査出来るような身分じゃないから、Mも1回思い切ってこのまま出してみれば? 強いて言うなら、扱ってるテーマが難しいから、もう少し分かりやすい内容が良いかもね」

Mにとっても、落選して挫折を味わうことが、書くことの情熱に繋がると私は踏んだのです。
ですが私の回答を聞いて、Mはとんでもない発言を行います。

トンデモ提案にタジタジ

「じゃあさ、あなたが私のゴーストライターになって書いてよ! このコンテスト、賞金が高額だし、入賞したら山分けしましょ? それに一度デビューしちゃえば担当が付くわけだから、私の秘めたる才能もメキメキ伸びるに決まってるって!」

Mの言葉に、私はさすがに絶句してしまいました。
私は大好きな文章において、例えお金の為だからといって不正を行う気には全くなれません。
また、本当に才能があるのなら、ワザワザ人の手を借りる必要もないでしょう。

その誘いについて断ると、Mは明らかに不機嫌になっていましたが、こればかりは譲れません。
そしてこれを機に、私はMとの間に距離を置くことに決めたのでした。
コンテストに入賞したいという気持ちはわかりますが、本当に夢を叶えたいのなら、不正を働かずに、真摯に向き合って欲しいところですね。
そんな姿を絶対に、勝利の女神は見てくれているハズですから。

【体験者:30代・筆者、回答時期:2024年7月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:六条京子
ティネクトのエッセイコンテストで大賞を受賞したのをキッカケに、ライター活動開始。街コンや女子会に積極的に参加して、インタビュー対象を探す日々。Xでも「六条京子@Webライター(@akasinokata321)」として発信を行う。


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