親子はさまざまな理由でぶつかることがあります。親にとって子どもは何歳になっても子ども。心配は尽きませんよね。これは筆者の友人・T代のお話。息子の進路に悩むT代が恩師からもらった一言とはどんな言葉だったのでしょうか?

恩師の言葉

私がどうすれば良いのか悩んでいたところ、偶然息子の中学時代の恩師・Y先生にバッタリ会う機会がありました。
私は思わず今回の騒動をY先生に相談。
するとY先生はニッコリ笑って「大丈夫。K君(息子)だってもう高校3年生ですから。自分で思うところがあって決めたんでしょう。」と一言。

夫との大喧嘩の件をY先生に話すと、Y先生はこう言ってくれました。
「お母さん、親っていう漢字は木の上に立って見るって書くでしょう? 困ったら必ず子どもは帰ってきます。その時に助けてあげればいいんですよ。帰りやすいように見守っていればいいんです。」

和解

私はY先生のこの言葉を聞いて、まさに目からウロコ状態でした。

その後、夫とも相談し、私たちは息子の意思を尊重することに決めました。
夫と息子も和解し、結局息子の進学先は専門学校へ。

夫の思いも知っていた私は、夫の気持ちも息子に話したことを言いました。
すると夫は「資格を取るのであれば話は違うかもしれないな。しょうがない、学費もきちんと出してやるから安心しろって言っておけ。」と苦笑い。
無事進路も決まり、息子と離れ離れの生活になりますが、しっかりと見守っていこうと思っています。

【体験者:50代女性・パート、回答時期:2024年8月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:RIE.K
国文学科を卒業し、教員免許を取得後はOLをしていたが、自営業の父親の病気をきっかけにトラック運転手に転職。仕事柄多くの「ちょっと訳あり」な人の人生談に触れる。その後、結婚・出産・離婚。介護士として働く。さらにシングルマザーとして子供を養うために、ファーストフード店・ショットバー・弁当屋・レストラン・塾講師・コールセンターなど、さまざまなパート・アルバイトの経験あり。多彩な人生経験から、あらゆる土地、職場で経験したビックリ&おもしろエピソードが多くあり、これまでの友人や知人、さらにその知り合いなどの声を集め、コラムにする専業ライターに至る。

コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.