車の運転ができない人にとって、周りからの「車に乗せてあげる」の一言はありがたいですよね。一般的には善意からの言葉ですが、中にはそれを利用した非常識な人もいるようで……。今回は、知人から聞いたセコいママ友エピソードをご紹介します。

「……でも、C恵さんが」とみんなに暴露

A子は、「でも、C恵さんには渡しているから、不公平になるし」と、ママ友会に参加していたC恵に視線を向けました。
「え?」「なんで?」とママ友たちはザワザワ。
そこでA子は、C恵とのやり取りを暴露したのです。

C恵は「車に乗せてあげる!」と強く誘ってA子を車に乗せた後、ガソリン代や運転の手間賃として現金を要求していたのだとか。
謝礼として現金を渡すのは珍しいことではないけれど、問題だったのはその金額。
車で10分程度の距離で3千円、20分程度の距離で5千円と、C恵は非常識な金額を要求していたのです。

C恵の言い分とは?

「うわー……」「タクシーよりも高いじゃん」「もはやビジネス?」
ママ友たちはドン引きし、C恵を責めました。

C恵は「ガソリン代がかかるし、私は良かれと思って」と、慌てて言い訳をしましたが、ママ友は「金額が高すぎる! 高額請求はゆすりだよ?」と、批判の嵐。
周囲から促されたC恵は、嫌々ながらA子に返金を申し出ました。
A子は「乗せてもらったのは事実だから」と、その返金を辞退。でも、今後はC恵の車には乗らないと宣言してその場を収めたそうです。

「乗せてクレクレ!」の話は珍しくないけれど、「乗せてアゲルアゲル!」で謝礼を要求する人がいるとは、何か理由があったのかもしれませんが驚きです。
A子はC恵に対して人前で恥をかかせるという復讐をしたのかもしれません。善意の言葉だと信じていたからこそ、腹が立ったのでしょうね。
乗せてあげるほうも、乗せてもらうほうも、常識的な行動を心がけたいものです。

【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2023年10月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:江田愉子
団体職員を経て、ライターに転身。男性が管理職、女性多数が一般職の職場にて、女性と仕事、男女平等参画に関する様々な理想と現実に直面し、それを記事にすることを志す。以来、組織に所属する女性を中心にヒアリングを重ね、女性が生きやすい社会生活に関するコラムを執筆中。


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