「ご自由にお持ちください」一見すると、いくらでも自由に持って行っていいように思いますが、節度をわきまえて常識の範囲内でお持ち帰りをするのが暗黙のマナーではないでしょうか。今回は友人から聞いた、「ご自由に」範囲を大幅に超えてしまった非常識ママ友の話をご紹介します。
画像: スーパーの【保冷用氷】を「ご自由に、だもんね♡」と『クーラーボックス持参』で大量に持ち帰るママ友

「ご自由にどうぞ」を勘違いした知り合いのママ友

私がよく行くスーパーでは、サービスカウンター前に保冷用の氷が設置されています。
製氷機には氷をすくう小型のスコップも設置されており、買い物客が自由に持ち帰ることができる仕組みです。

私も、生鮮食品を買った際には氷をもらいます。
お刺身をたくさん買った時には『おひとり様、3袋』までという貼り紙に従い、氷を3袋持ち帰り、大急ぎで自転車で帰ります。
車で来ているわけではないので、夏場は特に大変助かっています。

しかし、製氷機にそのような貼り紙があるにもかかわらず、際限なく氷を持ち帰ってしまうママ友がいたのです。

ある日のこと、氷をもらおうと思ったら、ちょっとしかなくて…。

ある日のことです。お肉や生のお魚を買ったので、いつものように氷をもらって帰ろうとしたら、製氷機の前にママ友がいました。
声をかけようとした直前、なんと3袋以上も大量に氷をもらう姿を目撃したのです。
彼女は私の姿に気づかなかった様子で、袋詰めされた大量の氷をカゴに入れて、そそくさと店の出口に向かっていました。その時、ママ友のカゴに入っていた商品の数に比べると、氷の量はどうみても多すぎるように見えましたが……。
その後、私が製氷機を見ると、残された氷はわずか。
取り敢えずスコップですくえるだけすくいましたが、なぜそんなに商品を購入していないママ友が、たくさんの氷を持ち帰るのか不思議でした。

ママ友に大量持ち帰りの理由を尋ねてみたら

後日、ママ友に「どうして大量に氷を持ち帰ったのか」理由を尋ねました。すると、驚きの回答が返ってきました。
「家で冷蔵庫に入れるのがめんどくさいときに、氷が重宝しているの。
それに、旦那が釣りに行く時にクーラーボックスに入れられて便利だから」とのこと。
そもそも、保冷用の氷は家庭や趣味に使うものではなく、買い物帰りに商品を少しでも腐敗させずに持ち帰るために用意されたもののはずなのに……。
あまりにも自分勝手な答えに「たくさんのお客さんのために置いてあるんじゃ……」と言うことしかできませんでした。

その後もママ友は相変わらずの様子で、大量の持ち帰りをやめなかったようです。
しかし、ママ友がクーラーボックス持参で店を訪れた日に、スーパーの店長自らが彼女を注意していました。
残念ながら、年貢の納め時が来たようですね。

【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2023年7月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:雲川はるさめ
壮絶な嫁姑問題を経験し「この経験を無駄にしたくない」と自身のネタを元にライター業をスタート。インタビューを始めると、自分以外にも大変な経験をしている人に出会い驚く。現在は、それらの体験及び取材に基づき、読者に共感とちょっとした勇気を与えたいと思っている。


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