結婚は両者の合意があって成立するものです。配偶者に「結婚して“あげた”」なんて言うのは失礼ですよね。今回は、夫から「お情けで結婚してやった」と言われてしまった知人のA子から聞いたエピソードをご紹介します。怒り心頭のA子がとった行動とは……?

夫にブチ切れ! 妻のとった行動は?

A子はこの言葉に、怒りを通り越して呆れました。
B男がモテていたことはないし、A子は別の男性からアプローチを受けたこともあり、事実とは異なるのです。

B男がなぜこんな発言をしたのか、A子は察しがつきました。
独身時代、長く交際していたA子とB男。
ダラダラした関係に嫌気がさしたA子がB男に「結婚しないなら別れる」と告げたことがきっかけで結婚したため、B男の中では『仕方なく結婚してあげた』と変換されていたようなのです。

『自分で結婚を決めたのに、何言ってるんだ。アホらし』
キレたA子は「そんな“お情け”は不要です。それなら別れましょう」と離婚を突きつけ、子どもを連れて家出をしたのです。

帰ってこない妻、その後夫は?

家出したA子ですが、本当に離婚をするつもりはありませんでした。
それなのにA子が強気に出られたのは、B男が全く家事ができず、1人で家賃を支払う能力もなかったから。

A子の予想通り、家の中はぐちゃぐちゃになり、散財で生活費も足りなくなったB男は、1か月でギブアップ。
「言いすぎました、ごめんなさい。帰ってきてください」
B男から謝罪を受けたA子は、自宅に戻ることにしました。

B男はA子がいないと困ると理解したようで、夫婦関係は逆転することに。
でも、売り言葉に買い言葉とはいえ、A子も自分の言い方も良くなかったと家出中に反省しました。
彼女はきちんと会話し、夫婦のコミュニケーションをとるように心がけるようになったそうです。

【体験者:30代女性・会社員、回答時期:2024年7月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:江田愉子
団体職員を経て、ライターに転身。男性が管理職、女性多数が一般職の職場にて、女性と仕事、男女平等参画に関する様々な理想と現実に直面し、それを記事にすることを志す。以来、組織に所属する女性を中心にヒアリングを重ね、女性が生きやすい社会生活に関するコラムを執筆中。

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