子育てに追われていると、ゆっくりと美容院に行く時間も確保できませんよね。ワンオペ育児なら、なおさらです。今回は、友人のA子から聞いた久しぶりに美容院に行ったときに経験したエピソードをご紹介します。

女性美容師がピシャリ

A子たちに近づいてきたのは、30代くらいの女性美容師です。
彼女は男性美容師に向かって「なーに偉そうなことを言ってるの! 子育ての大変さを知らないくせに。人によって子育ての環境は違うでしょ?」と、冗談めかした口調でしたが、きっちり諌めてくれました。

そして女性美容師は「ここからは私が担当しますね!」と告げて、担当を代わってくれたのです。
女性美容師はシャンプー後に肩のマッサージをしてくれたり、育児疲れのA子をいたわる言葉をかけてくれたりと、至れり尽くせり。
そのおかげでA子は、リラックスして過ごすことができました。

女性美容師の華麗なフォロー

女性美容師は、帰り際にも「申し訳ありませんでした。彼には改めて注意しておきます」と、A子に謝罪してくれました。
一度は不快な思いをしたけれど、彼女の細やかなフォローで、気持ちよくお店を出ることができたA子。
ヘアスタイルの仕上がりも気に入ったし、A子はその女性を指名して美容院を利用することに決めたそうです。

美容師は、美容のプロ。男性美容師は、お手入れが行き届いていない髪が気になったのかもしれませんが、「子育てを言い訳にして手入れをサボっている」というセリフはショックですよね。
男性美容師はまだ若かったので、多忙なママの日常を知らなかったのかもしれません。
女性美容師にビシッと指導されて、お客さんに優しい美容師になってくれたらいいですね。

【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2024年7月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:江田愉子
団体職員を経て、ライターに転身。男性が管理職、女性多数が一般職の職場にて、女性と仕事、男女平等参画に関する様々な理想と現実に直面し、それを記事にすることを志す。以来、組織に所属する女性を中心にヒアリングを重ね、女性が生きやすい社会生活に関するコラムを執筆中。


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