身内でマウントを取っても仕方ないはずなのですが、筆者の友人・Y子の義妹は常にマウントを取ることに命を懸けていました。Y子やY子の息子に対するマウントの数々にY子は辟易したそうです。しかし、そんな義妹に思いもよらない結末が待っていたようで……? 何があったのかY子から話を聞きました。
画像: 「こんな問題も解けないの?」受験をしない我が子をバカにする義妹親子 → 数か月後、まさかの展開に

同じ学校

私には中学生の息子がいます。
夫には弟がいて、義妹が同時期に出産したため、我が家と同じ年の息子がいるのですが……。

我が家と義実家・義妹の家はそれぞれ徒歩5分程度の距離にあるため、学区も同じでした。
ただ小学校のときは児童数の多い学校だったので、今まで義妹の息子と同じクラスになることはありませんでした。

義妹

義妹は結婚当時からマウントを取る癖がありました。
身につける物、家、車など、我が家より良いモノを持つことにこだわっていました。

私たちは何も気にしていないのに、何かあるとすぐに「どこで買ったんですか?」「それいくらですか?」など、金銭的に張り合ってくるのです。
夫は気にしていませんでしたが、息子にも平気でマウントを取ろうとするので、私はどうしても苦手意識が拭えませんでした。

お受験

義妹の息子は小学校入学時から中学受験に向けて専門の塾に通い、家庭教師まで付けていました。
息子たちが6年生のときのお正月のことです。
義実家にみんなで集まると、義妹の息子の受験話になりました。

どうやら県内屈指の難関校に挑戦するらしく、塾の先生には太鼓判を押されているとのこと。
義妹の息子は塾でやっている問題集を出し、私の息子に「これ解ける?」と言いだしました。
難しすぎる問題に息子は「無理!」とギブアップ。
すると義妹と義妹の息子は「こんな問題もできないの?」と嘲るように笑ったのです。

失敗?

しかしその後、受験期が終わっても義妹からは何の連絡もなかったため、私も放っておきました。
すると、中学の入学式に義妹と義妹の息子の姿が!
どうやら受験に失敗し、息子と同じ学区の中学に進学することになったようなのです。

身内とはいえ、私は何も声を掛けず、会釈だけして帰って来ました。
それからは義妹が意識的に私のことを避けているらしく、義実家で顔を合わせることもなくなりました。
大きな中学校なので、同じクラスになる確率も低いでしょう。受験に失敗したのはかわいそうですが、あれだけマウントを取っていたので気まずいのかもしれませんね。

【体験者:40代女性・アルバイト、回答時期:2024年7月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:RIE.K
国文学科を卒業し、教員免許を取得後はOLをしていたが、自営業の父親の病気をきっかけにトラック運転手に転職。仕事柄多くの「ちょっと訳あり」な人の人生談に触れる。その後、結婚・出産・離婚。介護士として働く。さらにシングルマザーとして子供を養うために、ファーストフード店・ショットバー・弁当屋・レストラン・塾講師・コールセンターなど、さまざまなパート・アルバイトの経験あり。多彩な人生経験から、あらゆる土地、職場で経験したビックリ&おもしろエピソードが多くあり、これまでの友人や知人、さらにその知り合いなどの声を集め、コラムにする専業ライターに至る。


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