安物買いの銭失いとよく言われているように、安いものにばかり飛びついていると、かえって散財してしまうことはよくあります。今回は安いものにこだわるお姑さんとの金銭感覚の違いに悩まされた経験のある筆者の知人、Mさんから聞いたお話です。

安物ばかり買う姑に……

「私なんてセール商品しか買わないんですからね!」
姑はそう言ってMさんのことを「贅沢」「無駄遣い」「浪費好きな嫁を貰ってしまった」と嘆くのでした。

旦那さんから何度説明してもらっても聞く耳を持たないので、Mさんはあることを思いつき、義実家へ行くことにしました。

「節約上手なお義母さんのクローゼットを見せてもらいに来ました」
そう言うとお姑さんは得意げな顔で自分の部屋のクローゼットを見せてくれました。

「わあ、すごい」
お姑さんのクローゼットを開けると、バッグや服がパンパンに詰まっていました。
「このバッグ壊れてますね。あ、この服はまだタグがついたまま……」
Mさんの指摘に、徐々にお姑さんの顔色が変わっていきます。

実はMさんは以前旦那さんに、お姑さんがセールで買ったけれどすぐ壊れたバッグや着なかった服などをためこんでいると聞いていたのです。

「もったいない。これ全部合わせたら私のバッグなんて何個でも買えますよ」
Mさんの言葉にお姑さんは絶句。悪気はなかったのでしょうが、それからは二度とMさんのブランドバッグについて文句を言わなくなったそうです。

セールだから、と必要のないものまで買ってしまう人にありがちですね。安いものを上手に活用している方も多いので、一概には言えませんが、安物買いの銭失いには十分に気を付けましょう。

【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2024年7月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:齋藤緑子
大学卒業後に同人作家や接客業、医療事務などさまざまな職業を経験。多くの人と出会う中で、なぜか面白い話が集まってくるため、それを活かすべくライターに転向。現代社会を生きる女性たちの悩みに寄り添う記事を執筆。

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