『社内結婚したカップルが、社内をざわつかせた』という話を、先日知人から聞きました。メールで報告したそうなのですが、そのメールは一体どんな内容だったのか? 今回はそんなエピソードをご紹介します。

報告メールに困惑

メールでの結婚報告というと、「私ごとではございますが──」のような文面が多いかと思います。

ですが2人から送られてきたのは、
『あれは〇年〇月のことでした──』と、出会いからはじまる2人の馴れ初めが書かれていたのでした。しかも、とてつもない長文で。

内容は、出会いから始まり、プロポーズやある日のケンカの様子まで、それはそれは事細かに描写されていました。

気持ちはわかるけど……

同じ部署や仲のいい人ならともかく、社内全体となると、話したことがない社員もたくさんいます。私も顔は知っているけど話したことはありませんでした。

このメールが送られてくるまでは「名前を聞いてもわからない」という状態の人もいましたが、この件で2人の名前は周知されることになりました。

周りの誰にもバレなかったということは、相当気を張っていたのだと思います。
「周りに付き合っていることを言いたい!」という気持ちを、ずっと我慢していたのかもしれません。

それが今回、爆発してしまったのかなと思いました。良かれと思ってしたことだと思いますが、『ほほえましいな』と思う反面、『ちょっと落ち着いて!』とも思いました。なんにせよ私にとって、とても印象的な結婚報告でした。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2024年1月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:橘るい
IT企業での激務を経験する中、落ち込むことがあった日でも、ほっこりしたり笑える良い話に勇気づけられ、自らも読者を元気づけたいと思いライター業をスタート。キャリアを生かして、友人知人に取材。記事にするコラムライターとしてltnで活動中。

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