子どもが将来幸せな人生を送れるかどうかは、決して学校の偏差値や成績だけでは決まりません。しかし子どもの成績で他の人にマウンティングする親は少なくありませんよね。今回は成績や進路でマウンティングされた筆者の知人Cさんから聞いたお話です。

息子の進路をバカにされたけれど……

「うちは美容師の専門学校に行きたいっていうから、今どこの学校がいいか検討中」
Cさんが答えると、そのママ友はぷっと噴き出しました。
「美容師専門学校!? 息子くん中学のときから頭悪かったもんね~、せめて手に職つけないとろくな仕事につけないね!」
ママ友は得意げな顔で、自分の息子がどんなに良い大学を受験するかを語り始めました。Cさんは息子の進路をバカにされたことを不快に思い、話をそこそこに切り上げてその場を離れました。

それから数年後。
Cさんの息子は専門学校を卒業してから都会の美容室に就職し、真面目に修行を積んだ結果、今ではカリスマ美容師として雑誌やSNSなどで取り上げられるほどの大活躍ぶり。

そしてCさんの息子をバカにしてきたママ友の息子は、難関大学を卒業したものの、就職試験に落ち続けてもう何年もアルバイトのまま実家にパラサイトしているそうです。

人生がどうなるかは、学校の成績だけではわからないものです。自分の子どもが可愛いのはわかりますが、誰がどんな道を選んでも、バカにする資格は誰にもありません。

【体験者:60代・女性主婦、回答時期:2024年6月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:齋藤緑子
大学卒業後に同人作家や接客業、医療事務などさまざまな職業を経験。多くの人と出会う中で、なぜか面白い話が集まってくるため、それを活かすべくライターに転向。現代社会を生きる女性たちの悩みに寄り添う記事を執筆。

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