自分が姑の立場になったとき、お嫁さんとうまくいくように努力することは少なくないはずです。これは筆者の友人・K子から聞いたお話。ようやく独立した長男の嫁・A美とはうまくいっていたはずなのに、ある日突然離婚を切り出されてしまいます。

ゾッとした

このセリフを聞いた私はゾッとしました。
A美が言ったことは、そのまま私が夫に対して思っていたコト。
結婚してからずっと言い続けてきたことを守らず、自分の好きなように生きる夫を間近で見てきた私は、A美の言っている意味が痛いほどわかったのです。

それでも2人の関係を修復すべきだと思った私は「男の人なんてみんなそんなものじゃない? うちのお父さんもそうだけど、なかなか治らないのは仕方ないのよ。」とA美をとりなそうとしました。

正論

しかし、A美は全く聞く耳を持たず「そういうこと言ってるから、嫌いな男と一緒に暮らす羽目になってるんじゃないんですか? この人がこんな風になったのも、お義母さんの育て方のせいじゃないんですか?」と言われてしまったのです。

確かに、長男は夫に似ているところがありました。
A美の言っていることはもっともで、間違ってはいません。
私はA美に正論を言い返されて、何も言えなくなってしまいました。

その後

その後、長男夫婦はうまくいかなくなり、結局は離婚。
私は可愛がっていた孫にも会えなくなってしまい、家には何もしない夫と長男がいるようになって、ストレスが溜まっています。

A美の言う通り、もっと私がしっかりとしていれば、こんなことにはならなかったのかもしれないと後悔する毎日です。

【体験者:50代女性・会社員、回答時期:2024年7月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:RIE.K
国文学科を卒業し、教員免許を取得後はOLをしていたが、自営業の父親の病気をきっかけにトラック運転手に転職。仕事柄多くの「ちょっと訳あり」な人の人生談に触れる。その後、結婚・出産・離婚。介護士として働く。さらにシングルマザーとして子供を養うために、ファーストフード店・ショットバー・弁当屋・レストラン・塾講師・コールセンターなど、さまざまなパート・アルバイトの経験あり。多彩な人生経験から、あらゆる土地、職場で経験したビックリ&おもしろエピソードが多くあり、これまでの友人や知人、さらにその知り合いなどの声を集め、コラムにする専業ライターに至る。

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