お盆には亡くなった方が現世に帰ってくるという迷信がありますが、もしかすると本当に帰ってきてくれているのかもしれません。毎年お盆にはお墓参りをする私ですが、この年はいつもと何かが違ったのです。亡くなった祖父に会えた気がした、私の体験談を紹介します。

たばこを愛好するおじいちゃん

ふと思いつきその場で紙タバコに火をつけ「おじいちゃん、もうたばこを我慢しなくていいんだよ。吸っていいんだよ。」とその場にいないはずの祖父に声をかけます。

すると驚くことに火をつけたたばこの先端が、本当にたばこを吸っているかのように赤く燃え上がりました。そのあともたばこの先端が赤く燃え、火が小さくなるのを何度も繰り返します。

誰も吸っていない紙タバコは、通常だと先端の火に変化はなく、ゆっくりと燃えていきます。しかし、お墓で祖父のためにつけたたばこは、赤く燃えては小さくなりを繰り返しどんどんと短くなっていったのです。

きっとお盆で帰ってきてくれていた祖父が、私たちの声を聞いていて、生前の元気だったころのように嬉しそうにたばこをふかしていたのだと思います。

まとめ

実際には夕方になり外が薄暗かったことや、風が吹いたことでたばこが赤く燃え、短くなったのかもしれません。

ただ祖父を大切に思っている私たち家族は、どうしても祖父がお盆のタイミングで帰ってきてくれたのでは? と思わずにはいられません。あれから数年経ちますが、お盆の時期が近づくと側に祖父を感じられるような気持ちがします。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Emi.A

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