超高齢化社会を迎えている日本では、認知症の患者さんも増加しています。介護など家族が抱える問題も多く、トラブルを引き起こすことも少なくありません。これは筆者の祖母のお話。数々のトラブルをチャラにした祖母の最期の一言とは?

再入院、そして……

骨折の症状も良くなって、退院してから1ヶ月くらいが経った頃、叔母から祖母が肺炎で再入院したと連絡がありました。
すぐに病院へ駆けつけると、祖母はすでに危篤状態。
急なことでみんな動揺していました。

すると、ずっと眠っているような状態だった祖母がいきなり目を見開いて「みんな、来てくれたの?」と話し出したのです!
これには医師や看護師も驚いていました。

最期の言葉

祖母は空を見上げるような目で「ありがとうね」とつぶやきました。
その後、大きく深呼吸をして祖母は息を引き取ったのです。

優しいけれど頑固者……認知症の症状に身内はさんざん振り回されましたが、母や叔母、孫たちはみんな「おばあちゃんらしいね」と一言。
今までのことは全てチャラにできるような、祖母らしい素敵な最期でした。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:RIE.K

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