嫁・姑の関係はできればこじらせたくないもの。ある程度は相手に気を遣うことも必要だと考えます。しかし、良かれと思ってしていたことが、相手にとっては実は微妙だったということも……。今回は私の職場の先輩であるA子さんから聞いた、差し入れを笑顔で受け取っていた嫁にモヤモヤした話を紹介します。

差し入れは不要だった!?

A子は子育てや仕事に忙しい息子夫婦のためを思い、良かれと思って差し入れを続けていました。しかし、嫁にとっては違ったようで……。

よく晴れたとある週末、息子宅の窓が全開になっており、A子が庭で花の水やりをしていると中から女性たちが話す会話が聞こえてきました。どうやら近所のママ友とその子どもが遊びに来ているようでした。

嫁は窓が開いていることや、姑であるA子が近くにいることに気付いていない様子。A子は聞き耳を立てているわけではなかったものの、「お義母さんからよく差し入れもらうんだけどさー、ありがたいよ、ありがたいんだけど、正直いらない(笑)煮物とか子ども食べないし」と嫁が話しているのを聞いてしまったのです。

モヤモヤ……もう干渉しないことに!

嫁はいつも愛想がよく、嫁姑関係はうまくいっていると思っていたA子。差し入れを渡す際にも、嫁は「ありがとうございます♡ 助かります!」とうれしそうにいつも貰ってくれていたので、A子にとっては衝撃の事実でした。A子はモヤモヤが止まりません。

嫁の本音を聞いてしまい悲しくなったA子は、差し入れの頻度を徐々に少なくしていき、ついには差し入れをやめてしまいました。しかし、嫁側から差し入れをしなくなった理由など一切触れてくることはなく……。今では息子たちの生活に干渉することはなく、助けを求められたときだけヘルプするようにしているA子でした。

特に友だちと話すときには、ついつい舅や姑の愚痴や悪口が出てきてしまいがちですし、差し入れを断りづらかったのかもしれません。けれど、良かれと思ってやった好意の行動に、後足で砂をかけられるようなことをされるのは、悲しいですね。また、私自身も敷地内同居をしているため、改めて「聞かれているかもしれない」ということを頭に入れておこうと思いました。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:ichika.K

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