ひと昔前は「あの人とは家柄が違うから付き合ってはいけない」なんてセリフをよく聞いたものですが、現代ではもう家柄を気にするような時代ではありません。しかし学歴や年収などのスペックを気にする人はまだ存在します。今回はそんなスペックで付き合う人を選ぶ姑のいる筆者の知人、Fさんから聞いたお話です。

「なんかご近所さんに避けられるようになったみたいで」
近くに住んでいる旦那さんのお姉さんに事情を聞いたところ、姑は「あの人は人を差別するから」と避けられ、とうとう誰にも誘われなくなってしまったというのです。

「寂しい老後だよね、自業自得だけど」
「今まで散々人をスペックで判断してきた結果だよな」
義姉と旦那さんは顔を見合わせて言いました。

もちろん学歴や年収も大切ですが、それだけが仲良くするかどうかの判断材料ではありませんよね。自業自得ではありますが、その後、寂しそうな姿を見かねて義姉が同居を提案してくれたため、姑は今ではすっかりおとなしくなって義姉一家と暮らしているそうです。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:齋藤緑子

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