親しい間柄だと、つい配慮に欠ける言い方をしてしまうことがあります。ですが大切な関係だからこそ、思いやりをもっていたいですよね。今回は知人から聞いた『イジり』にまつわるトラブルのエピソードをご紹介します。

周りの反応にAは「あれ?」と、少し慌てていました。
Bを見ると、真顔になっています。しばらく気まずい沈黙が流れました。そしてBは

「親しくない人なら、適当に笑って流すかもしれないけど、Aとはこれからも仲よくしたいからはっきり言うね。それさ、もし本当だとしても言う必要ある? それとも、おもしろいとでも思ったの? 私がイヤな思いするとは考えなかった?」

Bは言いにくいであろうキツいことを、友だちだからこそ、あえてはっきり伝えました。

素直に謝罪

Bの言葉を聞いた瞬間、Aは「ごめんなさい!!」と言いました。そして「人をイジればおもしろいとか安易な考えで、イヤな思いさせてごめん! それなのに、これからも仲よくしたいって言ってくれて……」

そこからAは、自分がいかに考えなしだったか、どれだけ失礼だったか、と話し続けました。そんな反省したAの様子を見たBは「許す!」と笑顔で許しました。そのあとはまた、みんなで仲よく飲み直すことができました。

まとめ

おもしろいと思って人をイジる、という場面はよく見かけますが、そこに思いやりがなければただの暴言になってしまいますよね。冷静にしっかりと指摘したBと、素直に間違いを認めたAの行動は、信頼関係を築くためにとても大切なことだと感じました。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:橘るい

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