長男を「跡取り」と考える昔ながらの慣習は、いまだに根強く残っているようです。今回は、筆者が知人から聞いた、「長男重視」の祖父母に冷遇された女の子のお話を紹介します。

当日、長女がお祭りに着て行ったのは?

当日、私は義母から渡された浴衣を長女に着付けて、義母に見せました。ろくに見もせず、興味なさそうに「あら、いいじゃない」と言う義母。

私は「長女を会場まで送ってきますね♪」と言って長女を車に乗せ、あらかじめ予約しておいた美容院に直行しました。

その美容院は浴衣の着付けもやっていて、こっそり長女と買いに行った新品の浴衣セットを預かってもらっていました。

かわいらしい浴衣を美容師さんに着付けてもらって、長女は「ママ、ありがとう」と嬉しそうに笑っていました。

ちなみに、帰りはまた車で長女を迎えに行って、義母が寝る9時以降に家に帰り、こっそり着替えさせたのでバレませんでした。

その10年後、義両親は……

あれから10年以上が経ち、義両親に冷遇されていた長女や私が義実家に行くことは無くなりました。

そして皮肉なことに、可愛がっていた長男にも「ジジババは『お前は跡取りだから〜』ってうるさいから会いたくない。いつの時代だよ」と嫌われています。

また、義両親は義姉からも疎遠にされているので、今のところ長男であるうちの旦那が1人で面倒をみることになると思いますが、私と子供達は「介護などの手伝いは一切しない」と公言しています。旦那が大変かなとは思いますが、これまでの義両親からの仕打ちを思えば同情の余地はありません。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Hinano.N

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