孫をかわいがる祖父母はありがたいもの。しかし、祖父母との関係がこじれてしまうこともあるようで……。筆者の知人Aさんの一人息子が高校進学を迎える頃、祖父母は孫の進路に口を出してきました。「うちの孫じゃない!」とまで言い放った祖父母との関係はどうなるのでしょうか。Aさんから話を聞きました。

孫として認められなきゃダメ?

Aさんに祖父母から言われたことを打ち明けたC君。AさんはC君の思う通りにすればいいよと声をかけます。祖父母の指定した高校は、夫はおろか祖父母も出ていない高校で「きっと孫で見栄を張りたいだけだろう」とのこと。

「孫として認められなきゃダメかなあ?」

不安そうなC君にAさんは、あなたがやりたいことをやるのが1番だよと伝えました。その後、C君は受験勉強を頑張り、見事志望校に合格! C君は祖父母にも合格を報告に行きましたが、門前払いされてしまいます。

これまでかけた金を返せ!

C君の進路が決まると、祖父母とは疎遠になってしまいました。祖父母からは定期的に「これまでCにかかった金を返せ! 恩を仇で返しやがって」という連絡が来るだけです。

Aさんはあれほどかわいがってくれていた祖父母の心境の変化を知りたい気持ちもありつつ、本当にお金を支払って縁を切ることも考え始めているそうです。

どうしてもその高校に行ってほしい理由があったのかもしれませんが、人生を左右される進路決定で、価値観を押し付けられるなんて困ったものですね。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:安藤こげ茶

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