もし友人に高価なものを借りて、それを汚してしまった場合、弁償をするか、せめてクリーニング代を払うのが当たり前ですよね。しかし世の中には色々な理由をつけて弁償から逃れようとする人もいるようで……。今回はママ友に貸した大事なものを汚されてしまった経験のある筆者の知人Yさんから聞いたお話です。

リサイクルショップに勤めているママ友

「ごめんね! これで勘弁して」
ママ友は財布から千円札を3枚出してYさんに渡しました。

しかしブランドバッグを何度かクリーニングに出したことのあるYさんは、これでは全く足りないことも知っています。
「なに、なんか揉めてるの?」
ふいに後ろから、仲の良いママ友の1人で、リサイクルショップに勤めているママ友が顔を出しました。
「実は……」
バッグを汚したママ友が経緯を簡単に説明し、謝罪の気持ちで3千円渡したとドヤ顔をしました。

「え、このバッグ汚したの!? これヴィンテージもので、うちの店でも扱ってるけど、何十万もするんだよ! 旦那さんに相談してちゃんと弁償するか、せめてクリーニング代払わなくちゃ」
リサイクルショップのママ友の言葉を聞いて、バッグを汚したママ友は真っ青になってしまいました。

後日ママ友は旦那さんと一緒にYさんの家を訪ねて来て、平謝りをしたあとにクリーニング代を全額負担すると約束してくれたそうです。

人から借りたものは大事に扱わないと、後で痛い目を見ることになります。わざと汚したわけではないにしろ、こういったトラブルを防ぐためにも、高価なものはあまり人に貸し借りしない方がいいですね。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:齋藤緑子


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