困った時にはお互い様ですから、急用ができた時などにママ友同士で子どもを預け合った経験のある人も多いのではないでしょうか。しかしその用事が全くの嘘であることがわかったら、あなたはどうしますか? 今回はそんな嘘の用事で子どもを預かった筆者の知人Mさんのお話です。

「おばあちゃんち? こないだ行ったよー。おばあちゃんがケーキつくってくれた」
Mさんはてっきり子どもがママ友の実母の話をしているのだと思いました。

「それはママの方のおばあちゃんだよね、パパの方のおばあちゃんちのこと……」
「パパの方のおばあちゃんだよ、ケーキつくってくれたの」
「え? おばあちゃん最近死んじゃったんじゃない? 」
「えー、死んでないよ。パパの方もママの方もこないだ会ったもん! 」
衝撃の発言に、Mさんは耳を疑いました。

「じゃあママは今日どこ行ってるの?」
「ママはお仕事に行ってるんだよ! あ、でも言っちゃいけないんだった……」

ママ友の子は慌てて口を押さえましたが、もう後の祭りです。
Mさんがお迎えにきたママ友を捕まえて問いただすと、なんとママ友はMさんに子どもを預けて、フルタイムで働いていたというのです。

「学童に預けるとお金がかかるから……ごめんなさい」
ママ友は平謝りでしたが、Mさんはもう子どもを預からないことを告げて、そのママ友とは距離を置いたそうです。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:齋藤緑子


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