誰かから相談を受けたりトラブルの仲裁をしたりする時、中立的な立場を保つことってなかなか難しいですよね。どちらか一方からの意見だけでは真実が見えてこないこともよくあります。今回はそれを痛感したエピソードを筆者の友人が聞かせてくれました。

なんと、モラハラしていたのは夫ではなく、M美のほうだったと言うのです。
M美は大人しそうな見た目とは裏腹に実はキツイ性格で、「これっぽっちの稼ぎでどうするの? ほんと役立たずだよね」「大した給料ももらってこないんだからせめて家事くらいやってよね!」などの発言が日常茶飯事だったそう。

そんな日々に、ついに夫のほうが疲れて離婚を持ちかけたんだとか……。

真実は一体どこに

M美は夫に離婚を言い渡されても、最初は拒否していたそうです。「調停を終えてやっと離婚できたのでホッとしている」と言う元夫。
私は混乱してしまい、そそくさとその場を後にしました。

「夫にモラハラされた」と言っていたM美と、「モラハラしていたのは妻のほう」と言う元夫。
どちらが真実なのかは今でも分かりません。
もちろん私としては友達であるM美の言葉を信じたいですが、もしかしたらM美に虚言癖があったかもしれないわけで。

偶然両者からの話を聞いたことで、「一体どっちが嘘をついているのだろう……」とゾッとした出来事でした。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:藍沢ゆきの


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