子どもへの虐待は、連日ニュースで報道されるほど増加していますよね。しかし「実際に自分の身の回りでは起こらない」と思いがちではないでしょうか? これは筆者が実際に体験した、子どもの虐待に関わるエピソードです。
画像: 我が家の庭に「えっ?誰?」【見知らぬ小学生女子】が!声をかけると → いきなり泣き出して──?

庭先の女の子

我が家には道路に面した庭があります。
車の通りもあまりなく、人通りも少ない場所。
かなりひっそりとした田舎で暮らしています。

ある日、私が干してあった洗濯物を取り込んで、庭に面した部屋で畳んでいると、庭先に小学生くらいの女の子が立っていました。
道路ではなく我が家の庭の中に入ってきていたので「どうしたの? 何か用?」と声をかけると、女の子はいきなり泣き出してしまったのです。

怒られた

どこの誰かもわからないので、落ち着いてから話を聞くと、「お母さんに怒られた。」と言うのです。
いつまでもうちにいるわけにはいかないので「一緒に謝ってあげるから家に帰ろう」と促し、その女の子の家に向かいました。
驚いたのは同じ町内でもかなり離れた場所にあった家だったこと。
新築の立派な家で、外に段ボールが置かれていたことから、引っ越してきて間もないことがわかりました。

怒っている女性

私がインターホンを押すと、「はい?」と怒りを含んだ女性の声がしました。
事情を話すと、インターホンは乱雑に切られて、いきなり玄関から母親と思われる女性が飛び出してきました。

すると、私の横にいた女の子に向かって「あんた、何やってんの! バカじゃないの!」と一言。
私には「迷惑かけてすみません。」と投げやりに謝り、女性に連れられた女の子は怯えたように家の中へ入っていきました。

近所のママ友

私は女の子の家の近くに住んでいるママ友に相談してみました。
あまりにも怯えたような女の子の様子がとても気になったのです。

私が今回の一件を話したところ、そのママ友から女の子の家の情報を聞くことができました。

「引っ越してきてまだ2週間くらいなんだけど、もう2回も警察が来てるんだよ。怒鳴り声や泣き声がすごいって、向かいの家の人が通報したみたいでね。そろそろ児相に預けられるんじゃないかって近所の人はみんな言ってる。」

私の嫌な予感はどうやら的中していたようで、女の子の泣いていた姿が、頭から離れなくなりました。

保護

ママ友の話によると、その1週間後くらいの夜中に、パトカーが出動する騒ぎがあったそうです。
「救急車も来てたから、もしかすると誰かがけがをしたのかもしれない。」と言っていました。

それからその家には誰も住んでいる様子がなく、停まっていた車もなくなって、表札が外されているとのこと。
女の子の向かいの家の人に聞いたところ、女の子は児童相談所に引き取られていったらしく、夜中にランドセルを背負って、警察官と車に乗っていったそうです。

全然知らない我が家に来て、いきなり泣き出した女の子の気持ちを考えると、いたたまれませんでした。大ごとになる前に、通報してくれた近所の人がいたことで、女の子は救われたのだと思います。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:RIE.K


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