友人C子から聞いた実際の体験談です。自分の弟の結婚式での友人代表スピーチを担当したのは、昔から一緒によく遊んだ、近所の子。楽しみにしていたスピーチですが、C子の昔の悪行が暴露されてしまい……? さあ、大変です!

楽しみにしていたスピーチが……

さて、スピーチが始まりました。
いじめられやすかった弟の話から始まり、「自分も時々いじめていた」という友人からの謎の告白、
そして「そういう時は、必ずC子姉ちゃんが……」
そこで思わずC子、
「もう、やめてぇぇぇ!!」と絶叫! すると会場は、爆笑の渦と化します。

弟を助け出すために、C子はよくいじめっ子たちをポカポカとやっつけて、泣かせていたのです。
当時は弟を守るために必死でしたが、今考えると、ずいぶん乱暴なことをしていました。

「どこで見ているのか、必ずC子姉ちゃんが遠くから走って登場して、殴られて、僕は泣かされる。僕はC子姉ちゃんが、今でも怖い。」

もはや、スピーチは弟の結婚を祝うものというより、C子の数々の悪行を暴露するものになりました。

ああもう、ほんとごめんなさい(泣)

拍手喝采で終わったスピーチだったものの、その後はすっかりC子が会場の「いじられ役」に。

子どもの頃の話だったとはいえ、弟の友人に暴力をふるっていたなんて、親にも話していませんでした。しかも自分の記憶からもすっかり抜け落ちていました。

まさか、大人になってから、強力なしっぺ返しを食らうとは……!
弟のためにやったことだったとはいえ、とんだ赤っ恥話でした。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:田中つぐみ

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