知人女性から聞いた話です。知人女性には近くで一人暮らしをしている姑さんがいます。しかしさすがに心配だったので、一家3人でよく実家を訪ねていました。そんなある日、姑さんを近くのお祭りに誘うとその時は断ってきたのですが、後日「やっぱり行きたい」と言い出し……?

ずっと気にかけてきた姑

画像: ftnews.jp
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せっかくなので、姑もほたる祭りに連れて行こうと誘ってみることに……。

「よかったら母さんも手押し車で蛍を見に行かないか? 僕と兄貴で母さんを補助するから」
夫がそう声を掛けたのですが「いや、蛍は別に見なくていい!」と姑はあっさり断ってきました。そのため私たちは、それ以上強く誘うこともなく「また来週来るからね~」とその日は帰宅。

すると祭りの最終日、姑から電話があり「やっぱり蛍が見たい」と言い出したのです。その日は高校生の娘が1人で訪ねることになっていました。姑はその時に連れていって欲しいと言うのですが『娘1人での補助は難しい』と思い、私から断ることに。娘も「私一人で補助して、転んだりしたら危ないでしょ」と説得してくれます。

しかし姑は納得せず「じゃあもういいわ! もう家に来るな!」と逆ギレし、電話を一方的に切ってしまいました。『さすがにわがまますぎる』と、この一件を機に姑とは一線を置くことになりました。

体が不自由になり、自分の好きなように動けないもどかしさや辛さは理解できます。しかしお孫さんはまだ高校生でありながらお祖母ちゃんを気にかけ、1人で自宅訪問までしてくれていたのです。その優しい孫娘に、あんなキレ方をしたら心を傷つけてしまいます。絶対にやってはいけない行為でした。いくつになっても、自分の感情に流されず周りに配慮できる人でありたいですね。

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※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

Illustrator:佐田 静
ftnコラムニスト:六条京子


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