「病は気から」という言葉がありますが、気持ちだけではどうにも出来ない時だってもちろんありますよね。そんな時は周りが助けてくれるとありがたいのですが……筆者が高校生の時の実体験エピソードをご紹介します。
画像: 「お腹痛い、、、」「仮病でサボるつもりでしょ!」【先生に叱られた女子高生】→ 病院で驚きの診断が!

腹痛で保健室へ

高校2年生のとき、ある日の午前中に急にお腹が痛くなり、保健室に行きました。保健室のベッドは誰も使っていなかったので、1時限の間だけ寝かせてもらうことにしました。生理でもないのに下腹部付近が痛くて、しかも急激に痛みがきたかと思うと、けろっと痛みが引いていき、それが規則的にやってくるという変な腹痛でした。
保健室の先生が「痛みはどう?」と何度か訪ねにベッドに来てくれたのですが、タイミングよく痛みの波が来ていない時だったので、私の顔色も良くケロっとしていた表情に、「あなた、そんなんでどうするのよ。保健室で寝れるのは授業1コマ分だけよ。それでも休みたいなら帰りなさい」と言われ、私が仮病を使っていると思われてしまいました。

仮病扱い……

私が通っていた高校では、生徒が体育を休むためだったり授業をサボるために「腹痛」や「頭痛」を理由にベッドで寝ているというのを耳にしたことがありました。でも、まさか自分自身の本気の腹痛が疑われているなんて微塵にも思わなかったので、帰りなさいと言われた時には「こんなに痛いのに!?」と思わず口にしてしまうほどでした。
当時は母が昼間は働いていたので、家に帰っても1人だから保健室で休ませて欲しいと頼んだのですが、「それはできません。病は気からっていうでしょ? 帰りたくないなら、気持ちでなんとかしなさい!」と突っぱねられました。
担任にも相談して保健室の先生にお願いしたのに「ダメです」と言われてしまい、保健室では休めずに教室に戻りました。

痛い間隔がどんどん狭まってきて、病院へ

教室に戻ってから痛みを我慢して授業を受けていたのですが、猛烈な痛みに耐えられなくなりました。先生と友人に家の事情も打ち明けて、教室の片隅に椅子を並べてベッド代わりにし、母が迎えにきてくれるのをそこで寝て待つことにしました。
授業が終わり放課後になると同時くらいに、母が息を切らして迎えに来てくれました。しかし、その頃には規則的に来ていた痛みは断続的な激痛に変わっていて、動くのもやっとでした。
母が私の顔を見るなり、「救急車かタクシーをすぐに呼んでください!」と言い、タクシーで一番近い総合病院へ向かったのでした。

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