子どもが小さい頃はまだやっていいこととダメなことの区別がついておらず、色んなものを触って壊してしまうなんてことはよくありますよね。しかしその時に子どもを叱るかどうかは親の教育方針によって違います。今回はいわゆる「叱らない親」のママ友に出会った筆者の知人Tさんから聞いたお話です。

お隣さんの反応は

その日の夜、帰宅したお隣の奥さんがTさんの家を訪れました。
「お手紙見て、お花引き取りにきました」
「本当にすみませんでした、植木鉢は弁償します」
「ごめんなさい……」
Tさんの子がお隣さんに謝ると、お隣さんはにっこりと笑いました。
「ちゃんとごめんなさいできてえらいね。でももうボール遊びしちゃダメだよ。実はさっき、何があったか防犯カメラで確認したんです。それで」
お隣さんが確認したところによると、Hさんの子が投げたボールが当たって植木鉢が割れたというのです。
「だからTさんには弁償していただかなくても結構ですよ。みんな自分が投げたわけじゃないけどちゃんと謝って、良い子たちですね。もちろん黙って帰った親子にはそれなりの請求をさせていただきます」
お隣さんはそう言って、割れた植木鉢を持って帰りました。

後日幼稚園のお迎えに来たHさんが「植木鉢代の請求されてやんなっちゃう! 子どもがしたことなのにひどい!」と会うママ会うママに愚痴っていました。

しかし事情を知っているママ友たちは誰も同情することなく、そっと距離を置いたそうです。

子どもがしたことだからといって全部が許されるわけではありませんし、むしろ親がしっかりと叱ったり、相手に謝ったりすべきなのではないでしょうか。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:齋藤緑子


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