大人の女性が「皮膚科に通っている」というと、美容皮膚科を連想する人もいるのではないでしょうか? 美容皮膚科はお肌に対して意識が高い人が行くイメージですよね。今回はそんな皮膚科通いがきっかけで嫁姑問題に発展しかけた私の知人、Yさんに聞いたお話です。

姑からのLINE

「ねえYちゃん、今日うちのオカンに会った?」
その日の夜、Yさんは帰宅した旦那さんにそう聞かれました。
「うん、薬局で会ったよ。いつもの皮膚科の薬貰いに行ったとき」
「ふーん、そっかあ」
「どうしたの? お義母さんなんか言ってた?」
「うん、まあ大したことじゃないよ」
旦那さんの様子に違和感をおぼえたYさんは、一体どうしたのかと旦那さんに詰め寄りました。

「こんなLINE来たからさ」
旦那さんはお姑さんから来たというLINEの画面をYさんに見せました。するとそこには、衝撃の内容が書かれていたのです。

姑「Yさん皮膚科に通ってるんですって? 家計を預かる嫁が美容にお金をかけるなんてありえないことよ。子どももいるし、これからお金がかかるようになるんだから美容なんてガマンさせなさい」

「え、なにこれ? 私、美容のために皮膚科に通ってる訳じゃないんですけど」
「うん、知ってるよ。母さん、自分がシミ取りで美容皮膚科行ってるから、皮膚科=美容だと思ってるんだろね」
Yさんがショックを受けていると、旦那さんは再びLINEの画面を見せてきました。

旦那「Yは母さんと違って、美容目的で通っているわけじゃないよ。アトピー治療に行ってんの。まあたとえ美容目的だとして、嫁がツルツルお肌でご機嫌になれるなら俺はいくらでも金を出せるけどね!」
このように返信したと見せられ、Yさんは思わず胸がきゅんとしたそうです。

その後Yさんはお姑さんに説明し、誤解は解けたとのことです。お金の心配をしてくれたのかもしれませんが、そもそも美容皮膚科に行くこと自体、別に悪いことではありませんよね。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:齋藤緑子


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