家を買うときや車を買うときなど、大きな買い物をする際には、ローンを組む人がほとんどなのではないでしょうか。しかしローンは借金だから、と抵抗がある人もいるのは確かです。今回はそんなローンへの考え方から思わぬ家族トラブルに発展した私の知人Aさんから聞いたお話です。

ごり押しする理由は……

「もう、おふくろに借りちゃう?」
姑が一括で貸してくれると言ってきかないため、ついに旦那さんはそんなことを言いだします。どうやら旦那さんの方にも、姑から何度も電話があるようでした。

しかしAさんははっきりと覚えているのです。旦那さんと結婚する前、姑がAさんと2人になった時に「どうせうちの財産目当てなんでしょうけど、どんなに困ってもお金を貸すつもりはないわよ 」と言ったことを。

「いきなりお金を貸してくれるなんて、もしかしたらお義母さん、何か企んでるんじゃない?」
Aさんは旦那さんが何か知っているのではないかと問い詰めました。
「じ、実は……」
あまりにAさんがきつく問い詰めたため、とうとう旦那さんは白状しました。

なんと姑はAさんに黙って、こっそりマイホームに自分の部屋を作って強引に同居する計画だったというのです。
「最近オヤジとうまくいってないみたいでさ、やっぱダメかな」
「ダメに決まってんでしょ! まず私に黙ってそんな計画を立てるのが信じられない!」
Aさんは激昂し、すぐ旦那さんに姑へお断りの電話をかけさせました。

もちろんお金は借りないことになり、マイホームは予定通り家族4人で生活することになったそうです。

奥さんに黙って同居の計画を立てるなんて、とんでもない親子ですね。母親のことが心配だったのかもしれませんが、旦那さんは怒られて当然です。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:齋藤緑子

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