落とし物は、誰でもうっかりしてしまいますよね。でも、中にはとんでもない落とし物をする人もいるようで……。今回は私が電車内で目撃した衝撃的な落とし物のエピソードをご紹介します。

勝手にハラハラドキドキ

男性がバッグの中に100万円を入れたとき、大量の札束が入っているのがチラッと見えてしまったのです。
おもちゃのお金ではなく本物なら、総額いくら入っているのか……。
「見てはいけないものを見てしまった」と思った私は、そっと男性から目線を外しました。

周囲に他の乗客はおらず、男性が大金を所持していることに気づいたのは、恐らく私だけ。
男性客は平然とした態度で、周囲を警戒している様子はありません。最近は物騒な事件も多いのに、不用心ですよね。
「なんで無造作にバッグに大金を入れてるのよ! 何かあったらどうするの!?」と、私は1人でビビっていました。

男性はその後……

とある駅に到着し、男性は何事もなかったかのように電車から降りていきました。
何の関係もない私ですが、ホッと一安心。1人で勝手にハラハラドキドキしてしまいました。

「大金は鍵付きのケースに入れて持ち運ぶのでは?」
「電車じゃなくタクシーで移動しないの?」
庶民の私には疑問に思うことばかり。
大金に慣れていると、あんなカジュアルな対応になるのでしょうか?
見知らぬ他人ですが、何かあったら怖いし、お願いだから気をつけて! と思ってしまいました。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:江田愉子

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