質素倹約は素晴らしいことですが、あまりにも度を越してしまうと、周囲の人からひんしゅくを買うこともあります。特にお祝いの席では、目に余るケチぶりは控えたいもの。これは筆者が実際に体験した、同僚が社内中の人をドン引きさせたケチケチエピソードです。

貧すれば鈍する

何と、K美は「じゃあ、私はこれで!」と財布からファーストフード店のクーポンを取り出し、そのまま先輩に渡しました。
これには出席者全員がドン引き。

先輩は「K美ちゃんは相変わらずね。でも貧すれば鈍するということがないようにね。」と笑っていました。

『貧すれば鈍する』とは、貧乏になると性質や頭の働きまでも鈍くなり、さもしい心をもつようになるという意味です。
先輩は、ケチな言動が目立つK美を諭してくれていたのですが、K美は『貧すれば鈍する』の意味が分からず、ニコニコと笑っているだけでした。K美はその後

その後

先輩の送別会以降、K美が職場で距離を置かれたのは言うまでもありません。
その後、K美は転職をすることになりましたが、誰も送別会をやろうとは言い出しませんでした。

K美は決して貧乏だったわけではありません。
自分に使うお金は、躊躇わずに使っていたからです。

節約したいという気持ちはいいのですが、お世話になった先輩のお祝いを出し渋るのは、決して美徳とは言えませんよね。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:RIE.K


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