皆さまは、夢のお告げを受けたことはありますか? 知人のA子は、夢に入院中の祖母が現れて、不思議なことを告げられました。祖母が愛する孫に伝えたかった意外な内容とは? A子から何があったのか話を聞きました。

祖母の言葉の意味とは?

彼女が訪れたのは、呉服屋です。そこで急いで喪服を作ってもらいました。もちろん、祖母が教えてくれた家紋入りで。
喪服は嫁ぎ先の家紋をつけるのが一般的ですが、A子の地域では実家の家紋をつけるのが習わしでした。ところがA子は生活がバタバタしていたため、まだ喪服を作っていなかったのです。

夢のお告げが最後の言葉に

A子の喪服ができ上がったしばらく後に、祖母は静かに息を引き取りました。A子は祖母の夢のお告げがあったおかげで、喪服が葬式に間に合ったのです。

夢に祖母が出てきたときは、すでに祖母の意識は混濁していました。
A子は病院に見舞いに訪れましたが、もう会話はできない状態で、夢の内容が最後の言葉になってしまったのです。

最後まで心配してくれた祖母に泣き笑い

「おっちょこちょいだと注意されたのが最後の言葉だなんて!」と、A子は泣けるやら笑えるやら。A子はこの夢の話を母親に話すと、「お母さんは要領が悪いA子のことを心配していたからね」と教えてくれました。

わざわざ夢にまで出てきて、自分のことを心配してくれた祖母。情けないなと思いつつ、自分に向けられた祖母の深い愛情を感じたそうです。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:江田愉子

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