自分の望みを叶えるためなら、平気で嘘をついて人を陥れようとする人もいます。一見いい人そうに見える人ほど、実はそういった一面を隠し持っていることも。今回はそんな嘘つきに振り回されてしまった経験のある私の知人、Sさんに聞いたお話です。

「そんな悩んでる感じじゃなかったよー、ていうかあの人今日すごかったのよ」
「え、何が?」
女性は打ち上げでのRさんの様子をSさんに語り始めました。
「すっごい胸を強調した服着て、△△くん(バツイチイケメン)に猛アタックしてた! 実は好きだったみたいよー。あ、もしかしたらそれでSちゃんを……」
女性は、バツイチイケメンと仲の良いSさんを邪魔だと感じたため、嘘の相談を持ちかけて呼び出し、打ち上げに参加させなかったのではないかと言います。
「ひどい、私結婚してるし△△くんに特別な感情とかないんだけど……」
「ほんとひどい! もし良かったら今度みんなで飲みに行かない? 打ち上げのやり直ししよう!」

そしてSさんは後日、その女性が集めてくれた仲良しメンバーと一緒にささやかな打ち上げをしたのでした。

2度目の打ち上げには、Rさんから猛アタックされていたバツイチイケメンも参加していました。
打ち上げの翌日にRさんから「2人で会いたい」と連絡が来たものの、Sさんから事情を聞いていたため、イケメンは「ウソつきは嫌」とあっさり断ったとのことです。

人の親切につけこんで陥れるとは、最低の行為です。いつかバチが当たるのは当然ですよね。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:齋藤緑子


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