パートナーが大病に罹ったとき、あなたならどんな言葉をかけますか? これは筆者が実際にガンを経験したときに、夫からかけられた一言にまつわるエピソードです。聞こえは良いですが、夫の真意とは……?

自分の心配

普段から子ども達にキツく当たっていた夫は、子ども達からも疎まれている状態でした。
冷静に自分の置かれた状況を判断する頭は残っていたらしく、私がいなくなったら大変だと思ったのでしょう。
夫の神妙な一言は、自分のこれからを心配して口を突いて出た一言だったのです。

私の身体のことを心配したのではなく、今後の自分の事を最優先に考えて発した言葉だとわかると、妙に納得できました(笑)

驚きの事実

退院後、子ども達に話を聞くと「パパは何もしなかったよ。昼間だけおばあちゃんが来てたから。」と言いました。
あろうことか、夫は自分の母親を家に呼びつけて、家事や子ども達の世話を押し付けていたのです。

私は義母に病気のことを伝えていなかったので、すぐに連絡してお礼とお詫びを伝えました。
自分一人では大変だという気持ちはわかりますが、それにしても、わざわざ母親を呼びつけるなんて……本当に自分の事しか考えていないんだなぁと情けない気持ちでいっぱいになりました。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:RIE.K


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