一度「絶対そうだ!」と思い込んでしまうと、勘違いに気づけないことがあります。この思い込み、場合によっては人を責めてしまうことになりかねないので注意が必要です。今回は知人から聞いた、スーパーで起こったエピソードをご紹介します。

ひと言で立場が逆転!

「そんなに責めなくてもいいんじゃない?」
という声が聞こえ振り向くと、うしろに並んでいたお客のおばあさんでした。続けて

「この方さっき、知らなかったって謝ってたじゃない。話も聞かず決めつけて責めるなんて、ちょっとヒドイと思うわよ?」
と、バシッと言ってくれたおばあさん。私をかばってくれたおばあさんはヒーローに見えました。

店員さんは、図星なのか何も言えない様子でした。

おばあさん、かっこいい!!

周りのお客さんも状況を察したようで、今度は店員さんをジロジロ見つめています。

そのとき、おばあさんが店員さんに話しかけました。
「きっと今までに、ワザと迷惑なことをする人がいたから勘違いしちゃったんでしょうね。店員さんも大変ね」

このひと言で、周りの店員さんを非難するような雰囲気がなくなった気がしました。

そして店員さんは
「そうなんです。そういうお客さんが何人もいらっしゃって……。あの、勘違いでヒドイことを言ってしまってすみませんでした。」と謝ってくれました。

「いえいえ、謝ってくださってありがとうございます」
私はこの店員さんも大変な思いをしていたなんて想像もせず、一方的にひどい人だと思っていましたが、おばあさんのおかげで、考えを改めることができました。

まとめ

一度思い込んでしまうと、人の話を聞かず勘違いにも気づけなくなってしまうので注意したいですね。
それにしても、店員さんを注意するだけでなく悪者にならないようフォローまでしてくれるなんて、おばあさんの対応はステキです。『悪者に見える人にも、何か理由があるのかもしれない』と想像することは大切だなと思いました。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:橘るい


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