孫という存在は実の子よりかわいく感じるという話はよく聞きますが、世の中には孫によって態度を変えるおじいちゃん・おばあちゃんもいます。今回はひょんなことからお姑さんが自分の子と他の孫を差別していることに気付いた経験のある私の知人、Cさんから聞いたお話です。

孫差別発覚

「あら、娘の方の孫と間違えちゃったわ。悪いけど2万円返金してくれる?」
「え……?」
娘の方の孫とは、旦那さんの妹の子どものことだとすぐにわかりました。

旦那さんの妹の子は娘と誕生日が近いため、送金するときに間違えてしまうのは仕方のないことです。

それよりCさんが気になったのは、旦那さんの妹の子はまだ小学生でCさんの娘よりもずっと小さいのに、3倍の金額を貰っているということでした。
「間違えちゃってごめんねー、アハハ」
金額に差をつけていることがバレたのが気まずいのか、お姑さんは電話の向こうでごまかすように笑っているのが聞こえました。

そしてCさんは3万円を全額、お姑さんに返金したのです。

「はい、おばあちゃんからお祝いだよ」
Cさんは自分のお給料から、1万円を娘に渡しました。

そして旦那さんに今日あったことを話すと、旦那さんは激怒。
「2人しかいない孫を差別するなんて、信じられない!」

翌日旦那さんはお姑さんに電話をして、「差をつけられるくらいなら、もう誕生日のお祝いはいらない」と伝えたそうです。

人間ですから好き嫌いがあるのは仕方のないことですが、たった2人の孫なのですから、できれば平等に愛を注いで欲しかったですね。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:齋藤緑子


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