体調が悪いケースもありますし、時にはトイレの使用時間が長引くこともあるでしょう。
ですが公共のトイレで、故意に長時間居座るのはやはり迷惑行為と言えます。
そこで今回は、筆者がレンタルビデオ店でアルバイトしていた際に目撃したケースを紹介しますね!

注意しようにも出来ない歯痒さ

ですがトイレという場所柄、プライバシー保護の為に監視カメラを設置する訳にも行きません。
トイレ付近にあった監視カメラをチェックすると、アイスの入った袋を携えた男性が歩いている様子が確認出来ましたが、この男性がトイレに居座っている張本人だとは断言出来ないので、注意したくても出来ないと店長が頭を悩ませていました。

「どうすれば良いんだろう」とスタッフ全員で頭を抱えていると、ある日、その男性が血相を変えてカウンターにやって来るではありませんか!
何事かと思い、店長が耳を傾けると、男性がこのような話を始めました。

身から出た錆

「多目的トイレに財布を忘れて、さっき確認しに行ったら、中身が抜かれた状態で置かれていたんだ! 犯人を突き止めてくれ!」
男性曰く、多目的トイレを使用して2時間程経った後に、財布を忘れたことに気が付いたそうです。
ですが肝心の中身が、誰かによって抜かれてしまったようでした。

トイレ方面に行き来する人の映像は、監視カメラで確認出来ましたが、人数が多いし、紙幣を持っている人も見当たりません。
これでは犯人を特定することは不可能ですと告げると、男性は「役立たずめ! もう2度とこんな店来ない!」と言って、怒って店を出て行きました。

財布の中身を抜かれてしまったのは、確かに可哀想ですが、男性が監視カメラの目をかいくぐってトイレでのんびり過ごしていたように、犯人も犯行に及んだのでしょう。
これを機に、その男性には「自分がされて嫌なことは、人にもしない」を胸に刻み込んで欲しいものですね!

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:六条京子

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