春は人事異動や新入社員の入社などで、職場での飲み会が増える時期です。しかし、中にはお酒に飲まれてしまい大失態をやらかす人も……。今回は私の友人A子さんから聞いた、電車内で同僚の嘔吐処理中に見知らぬ人のやさしさに触れたエピソードを紹介します。

人のやさしさに触れる

A子は若いサラリーマンに「すみません」「ありがとうございます」と、ありきたりなことしか言えませんでしたが、「世の中まだ捨てたもんじゃない!」と思いました。

誰かが車掌さんを呼んでくれたようで、車掌さんも文句の一つも言わず手伝ってくれました。当のB子はというと、終始ぐったりした様子。A子が一人感動していることなど知る由もなく……。B子の嘔吐のおかげで人のやさしさに触れることができ、ちょっとうれしくなったA子でした。

見知らぬ人の吐物処理を買って出る人は、なかなかいないかもしれません。吐物処理を手伝ってくれた若いサラリーマンは本当に心やさしい人ですね。事件の翌日、A子は嘔吐してしまったB子から罪滅ぼしとしてランチを奢ってもらったそうです。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:ichika.K

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