家族を大切にするのは悪いことではないけれど、親から義務として押しつけられるとストレスになりますよね。今回は、「長女は家のために尽くすべき」と教えこまれた女性のエピソードを知人から聞きました。我慢の限界に達した彼女はついにキレて、ある行動に出たのです。

自分勝手な家族に絶望

A子は「なんでB美だけ勝手が許されるの!? 私はずっと我慢してきたのに!」と訴えましたが、両親はA子に寄り添ってくれませんでした。
両親はA子が結婚・出産をするB美を妬んでいる、と思い込んだのです。
母親は「わがまま言わないでよ、妹が先に結婚して悔しいのはわかるけど。そんなかわいげがない態度だから彼氏もできないのよ!」と、A子に説教してきました。

B美も「お姉ちゃん、前から家を出たいって言ってたじゃん? これからは好きに生きなよ」と悪びれず告げてきます。
さらに、B美は「お姉ちゃんは大学まで進学させてもらって、お給料も良いんでしょ? お姉ちゃんだけずるいよね。その分、仕送りお願いね」と、当たり前のように資金援助を求めてきました。

キレたA子の反乱

これまで「長女だから」「お姉ちゃんだから」と言われて我慢を続けていましたが、A子はついに激怒。A子は親に内緒で仕事を辞め、ある日突然、家も出て行ったのです。
完全に自業自得ですが、A子をあてにしていた家族たちは、困りました。
会社に問い合わせましたが、きっちりと引き継ぎをして円満退社をしていたので、A子の家族を突っぱねます。大人の家出なので、警察も動いてくれません。

A子は親しい人だけに「これまで諦めていたことを一つずつやっていく」と笑顔で告げて去っていったのだとか。知人はこれまでA子の家族の話を聞いていて「我慢しすぎでしょ!」と説教していたので、詮索せずにと見送ったそうです。今頃どこかでA子が自分の好きなように人生を楽しんでくれているといいなと思っています。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:江田愉子

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