これは筆者が目撃した、昔ながらの偏った考え方を変えられなかった人のお話です。「〇〇は女の仕事」「若い嫁は私が躾ける」と発言していた近所のおばあさんの、10年後の姿とは……?

「男の子を産むのが嫁の勤め」と言うおばあさんのその後

後日、母から聞いたところ、おばあさんはやっぱり息子さんとその婚約者さんと一悶着あったようです。

挨拶にきた婚約者さんに「男の子を産むのが嫁の勤め」など失言を連発し、怒った息子さんに「母さんがそんな考え方のままなら、ここにはもう来ないから」と言われてしまったとのこと。

その後、おばあさんは「わがままな女が嫁になりそうだ」と近所に愚痴って回っていました。

おばあさんの将来を心配して、私の母を含む近所の人が「息子さんとお嫁さんを尊重しないと、本当に独りになってしまうよ」と説得したのですが、聞く耳を持たなかったそうです。

あれから、早10年が経ちました。その後息子さんが実家に帰ってきた様子は一度もなく、おばあさんもすっかり元気をなくしてしまったと母から聞きました。

最後に

自分が経験してきた厳しさを、下の人も経験するのが当たり前だと思う気持ちもわかります。

しかし時代は変わっていますし、大事にすべき人に自分の考えばかり押し付けていると、後々自分の身に返ってくると感じるエピソードでした。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Hinano.N


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